みなさんお元気ですか?神戸、新開地で腰痛、スポーツ障害を専門にしている
整体院、けんゆうカイロプラクティックの木村建雄です。
前回は椎間板ヘルニアのMRI画像をご紹介しました。
椎間板が後ろに飛び出していて、脊髄を圧迫、痛そうでしたよね。
しかし、私は巨大なヘルニアを持っていますが、
それほどひどい腰痛ではありません。
私が特別なわけではありません。
私以外にもMRI画像でヘルニアが確認されていても、
腰痛とは縁のない方がいらっしゃいます。
ある文献によると、航空会社の医療顧問をされていたお医者様が、
客室乗務員が入社する際、全員にMRIによる画像診断を行いました。
20歳代の女性の約20%に椎間板にヘルニアを含む変性所見が見つかったそうです。
その中には腰痛を訴えている人はいませんでした。
これらの事実から、椎間板ヘルニアがすべて痛みを起こすわけではないのでは
と疑問に思われたそうです。
こんな研究結果もあります。1995年スイスのboosらが発表した論文では
画像診断を受けた健常者の76%に無症状の椎間板ヘルニアが
みられたという研究です。
また、フィンランドの研究によると研究によると、腰痛経験者の約半数が、
MRIによる画像診断で椎間板に変性がみられない正常の所見だったことがわかり、
「腰痛と椎間板変性(椎間板ヘルニアも椎間板変性の一種)との間に関連性がない」と結論付けました。
さらに米国からは20代から80歳までの腰痛や脚の痛みを経験したことがない
人々の画像診断の結果21~36%に椎間板ヘルニアが、
50~79%に椎間板膨隆が、34~93%に椎間板変性がみられたと
報告されるなど、従来のように「ヘルニアの存在=腰痛の原因」とする
考え方を否定する研究結果があります。
参考文献:「腰痛のナゼトナゾ」
続く
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