2021年(令和3年)も早いもので5月5日に『立夏』を迎えました。
夏の養生で最も意識することは『水分の循環』です。
いわゆる水分代謝が良い状態だと、夏の健康状態は良好に保たれます。
2020年は『熱中症』で救急搬送される方が6月~8月だけで4万人を超えたそうです。
今から十分に対策をしておく必要がありますね。
熱中症対策として、一番に挙げられるのが『水分補給』ですが果たしてそうでしょうか?
『1日2Lの水を飲みましょう。』という話が横行して、久しいですが熱中症は増えるばかりです。
では、水分補給の他に何が必要なのでしょうか?
答えは熱中症という文字にあります。
『熱中』をひも解くと『熱に中る(あたる)』と読みます。
これは熱が体のどこかに停滞して、流れない状態を表します。
これを流してくれるのが『水の流れ』です。
『なんだ、やっぱり水でしょ!』と声が聞こえてきそうですが、流れているかどうかが重要です。
人の体で水が流れる状態は
『汗をかく・尿を出す⇒水を飲む』
という流れです。
川の水は流れていると冷たくて、きれいですが池の水はコケで濁りますよね。
水は濁ると熱を帯びてしまうのです。
そこから熱中症対策を考えてみると
『適度な運動』や『入浴』で汗をかいて、
水分補給をすることがポイントになります。
体に淀んだ水を残していると秋や冬を迎えた時に汚れた水が悪さをします。
それが秋の花粉症をはじめとするかなり厄介なアレルギーです。
これからの季節、1日1回は汗をかく習慣に取り組むことをおススメしてます。
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