アトピー性皮膚炎からは「心」のバランスを学ぶ

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交通事故で死にかけた経験と

もうひとつ私の治療に影響を与えた

大きな事件があります。

それは アトピー性皮膚炎で

苦しんで入院する経験をしたことです。

 アトピーより喘息が辛かった

アトピー性皮膚炎は小学校低学年から、

いや、保育園の時だったかな?からありました。

肘や膝の裏が痒くて痒くて。

でも、それよりもひどかったのが喘息です。

 

 

喘息は酸素が体に入らないので亡くなることも

休日に兄や親戚のお兄ちゃんとはしゃいだ翌日は、

喘息発作がひどく、学校を休んでいました。

発作がひどいと、夜、横になって寝ることができません。

呼吸がしにくく、酸素が入らないからです。

結果、座った状態で寝ないとしょうがなく、

でも、そんな器用に座った状態で寝れる

小学生低学年ではなく夜になるのが怖かったです。

中学生ぐらいから気管支拡張剤の吸入の薬が出来て

それをすると一時的に呼吸が楽になり

寝ることが出来るようになりました。

アトピー性皮膚炎と喘息は同じ1型アレルギー

そんな喘息ですがアトピー性皮膚炎がひどいと

あまり出なかったので、かゆいのは辛かったですが、

アトピー性皮膚炎が出ていた方が、

私としては良かったです。

 

アトピーあるある

アトピーあるあるですが、

身体をかいていると周りからは

「かいたらあかんよ」

「またかいてるー!」

よく言われました。

たまにあまり知らない人からも

「かいたらあかんのじゃない?」

みたいなことも言われます。

そんなことを言われても痒みがひどいので、

ボリボリとかいていました。

 顔にアトピーが出るとやっぱりショック

そんな学生時代でしたが、顔には出てなかったので

「顔にアトピーがでたら、大変やなー」

「まだ顔には出たないからよかった、よかった」

と思っていました。

顔に出ていると「あいつアトピーやわ」

と思われていると思っていました。

それが恥ずかしく、嫌でした。

他人の目がとても気になるなと思っていました。

 

でも、私にも、顔にアトピー性皮膚炎が

出る日がきました。

 

23歳、大学を卒業して専門学校に通いながら、

仕事(カイロプラクティックの見習い)を

始めてからでした。

 

大阪で一人暮らし、自炊し、

今までしていたラグビー(運動)する時間も取れず

はじめての見習いでの仕事、はじめての専門学校通い。

生活の変化が大きかったのもあるのかなと思っています。

日に日に調子が悪くなる皮膚、

日に日に荒れてるところが増えていく肌、

日に日にかいた後に血が出て、汚れがひどくなるTシャツ。

「どこまで悪くなるんやろー、どんどんひどくなる」

誰にも相談できず、孤独感と不安感でいっぱいでした。

アトピー性皮膚炎が全身に

夏を過ぎたころから、体中の皮膚が荒れてきて

ボロボロに。ひどいときには、

普通の皮膚を探すのが大変なぐらい、

全身がアトピーで皮膚がボロボロ、顔もかゆいので、

かいてかいて、眉毛はなくなり、

北斗の拳のラオウみたいでした。

ある患者さんからは

「あのスタッフは近くに寄らないようにして」

とも言われました。

「俺、そんなに、気持ち悪い・・・」

 

かゆみ刺激は24時間休みなし

24時間ずーっとかゆくて、

「かゆい、かゆい」

という刺激が、ずっとありました。

 

「このまま、元通りにはならないかも??」

「ほんとに、治るんかな・・・??」

毎日、毎日、考えていました。

 先の見えないトンネルを、

いやトンネルは出口があることは分かっているので

出口がない、暗い道をずっと進んでいっているみたいでした。

 

あまりに症状がひどかったので

「一度、入院して、リズムを変えてみましょうか」

ということで1か月ほど入院もしました。

 

アトピー性皮膚炎とストレス

その時、診察していただいた先生から

「アトピー性皮膚炎はストレスが影響するんだよ」

と聞いて、

「えっ、ストレスとアトピー、関係あるの??」

「そんなことないやろー」

今まで塗り薬か飲み薬しか

治療法が無いと思っていた私には

「ストレス」と「アトピー性皮膚炎」が

関係することが衝撃的だったことを覚えています。

続く

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